瀧口 季男
ソリューション開発部 システム構築スペシャリスト
2006年入社
前職でのお仕事内容、ポジションは?
前職はITアウトソーシング企業に勤めており、大手SIer様の下で、海外製パッケージ製品のカスタマイズを担当していました。製品導入時に、≪SIerの担当者が顧客の業務とのフィット&ギャップを分析し、既存機能では対応ができない課題をプログラムで解決する≫というのが主な仕事内容です。私にとって幸いだったことに、SIerの担当者は顧客のやりたい事を要求仕様としてまとめるのみで、それをどのように実現するかは私たちに任せていただけたので、設計からプログラミングまで幅広く経験することができました。
当初はどの仕事も難しくてついていくのもやっとの状態でしたが、3年ほど続けていると、「なぜこの要求が出てきたのだろう」「こういう機能の方が良いのでは」といったことを考えるようになり、次第に「よりお客様に近いところで仕事がしたいな」と思うようになりました。
アークシステムに転職したことで実現したことは?
私がアークシステムに入社したのは、2006年、26歳の頃でした。入社してすぐ、お客様との打ち合わせに同行させてもらえたことを覚えています。
前職では、上流工程を担当する方が作成した要求仕様に沿って仕事をしていたのですが、転職して直接お客様と対面して会話する機会を得たことで、お客様の要求を深いところまで考え、把握できるようになりました。お客様ごとにビジネスの状況はさまざまで、システムに期待することも当然異なってきます。その中で、前職では分からなかった「お客様がなぜその機能を要望しているのか」「その機能によってお客様は何を得ようとしているのか」を突き詰めることができ、より良いシステムの提案につなげることができるようになったと思います。
今、こんなプロジェクトに参加しています
ネットワーク自動化(Software Defined Network、略してSDNとも)を実現するIoTデータ通信基盤プロジェクトに関わっています。ここ数年AIが盛り上がってきていますが、AIを賢くするためには学習の元となる大量のデータが必要です。このプロジェクトでは、IoT機器から日々発生する大量のデータを、安全かつ安定して収集し、蓄積するサービスの基盤を提供しています。このように書くと、普段のソリューション開発部の業務とはだいぶ毛色の違う業務に見えるのですが、実際には、ユーザーが操作を行ったり、自動化に関係する各種製品に指示を出したり、結果を受け取ったりする、ワークフローをWebアプリケーションで構築しています。
このプロジェクトに参加して2年以上ですが、より良い製品となるよう、お客様やパートナーの方々と協力してサービスを改善し続けています。
これからアークシステムでやりたいことは?
入社して以来、多様な仕事で、さまざまな先輩と関わり、たくさんの経験をさせてもらったことで、自分自身が成長できたと感じています。よく、アークシステムの良いところとして風通しが良いところ、という声を聞くのですが、私自身もそうだと思っています。それは、決してみんなが同じ考えをしているからではなく、むしろ逆で、みんながそれぞれに大切にしていることが違っても、違和感があるときにはそれを明らかにして、きちんと伝えあうことができるからだと感じています。
これからも、そういった自分自身が良いと感じているアークシステムの文化を、後輩にも伝えていければと思います。
プライベートでの楽しみ
私自身あまり長続きする趣味がなく、特別何かを楽しみにしているということはないです。休日はだいたい、子供たちとお出かけしていますね。子供たちが小さい頃は、動物園や博物館の年間パスポートを使って、それこそ毎週のように遊びに行っていました。最近は子供たちも大きくなり、一緒にお出かけをしてくれなくなってきて、少し寂しさを感じている反面、成長をうれしくも思います。そろそろ、一人でも打ち込める何かしらの趣味を見つけないとなぁ、と思っています。
※ 掲載内容および社員の所属は取材当時のものです
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2017.12.04