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第3章 :モデルケース
7モデルケース[2] システムは生きもの、トラブルは起こるもの 現状の把握と分析
組織体制
システム構成
障害がよく発生するものの代表例
システム運用管理の状況
IT企画室と運用推進課にヒアリングしてまとめたもの
運用管理項目 | 状況 | 評価 |
---|---|---|
構成管理 | ハードウェアやソフトウェアのシステム構成管理資料や、各システムごとの環境設定書は作成されている。各文書は部門のナレッジサーバーに格納されており、適宜参照できる状態にある。文書の更新は、変更管理と連動し、確実に更新されるようワークフロー管理されている。 | 特に問題なし |
性能管理 | 定期的なログの収集 (自動実行) および、レポートの作成と評価がなされている。基準の定期的な見直しはなく、閾値を超える数値が現れても一時的なものと判断され、報告されていない。 | 改善の余地あり |
稼動管理 | 自動実行ツールが作成する稼動月報および稼動日報に従い、オペレーターがオンライン起動や夜間バッチ処理の確認を行っている。一時的・臨時的な処理は当日、アプリケーション運用担当に依頼が来ることが多く、稼動日報を用いた影響確認はされていない。 | 改善の余地あり |
変更管理 | ルールや変更区分といった基準は整備されている。実施プロセスもワークフロー化されており、変更案件は例外なく管理されている。 | 特に問題なし |
問題管理 | ルールや問題区分といったや基準は設けられている。実施プロセスもワークフロー化されており、発生した問題は例外なく管理されている。また、対応や進捗の状況は公開されており情報共有されている。 | 特に問題なし |
回復管理 | 障害発生時の対応手順や障害対応時の体制、広報・エスカレーションが規定されており、規定に従った対応が実施できている。しかし、ユーザーへの広報はコールセンターでの対応となっており、プッシュ式の広報がなされていない。 | 改善の余地あり |
その他 | 特に問題は見受けられない。 | 特になし |