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第5章 :z/OS、z/Linux共存環境における運用方法

2z/Linuxノウハウ紹介のおわりに

「z/Linuxノウハウ紹介 ~構築の勘どころからPCでの稼動方法まで~」と題し、1章から5章までの全体を通して、実際にz/Linuxの構築現場に携わってきたなかで身につけてきたノウハウを私なりにまとめて紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?

私は2006年頃に初めてz/Linuxの構築業務に携わりました。アサインされた当初はSystem zのハードウェア担当としての参画だったのですが、学生時代にオープン系システムの構築・管理を行ったことがあり、その技術を評価されてOSの担当者へとシフトしていきました。これまでの記事でもお伝えしたのですが、z/Linuxは構築が完了し、ログインして作業する分にはオープン系のシステムとほとんど同じです。z/Linuxのメリットとして、「オープン系で稼動していたアプリケーションをポーティングしやすい」という点があります。アプリケーションだけではなく、技術者確保という意味でもオープン系技術者の活用が容易である点が大きなメリットだと感じています。

z/OSのように一般の人が触ること自体が難しいシステムは技術者の教育も容易ではありません。しかし、Linuxであれば、技術者の育成はSystem zが存在しなくても可能です。オープン系システムが流行し、誰でも自宅で簡単にLinuxの構築ができるようになった昨今では、教育しなくともLinuxに触ったことがある人は少なくないと思います(私もそのひとりです)。System zが長年培ってきたハードウェアの堅牢性のうえで、万人が触れるOSが動くということは、構築・運用のコスト面で大きなメリットが享受できると思います。

昨年、当時のシステムを拡張し、z/Linuxを追加して新業務システムを構築するという業務に携わる機会がありました。当時の担当者にお聞きしたところ、大きな障害がないだけでなく、ほかのオープン系システムと比較すると、とても安定して稼動しているとのことでした。エンドユーザーから見てもz/Linuxを一度使ってみれば「またz/Linuxを使いたい」となるのかなと思いました。

末筆ながら、最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の記事を通して、少しでもz/Linuxに興味を持っていただければ幸いです。

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