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第2章 :z/Linux構築事例

2【事例2】HiperSocketsを活用してアクセス高速化を実現した新規ファイルサーバーシステム構築

この章ではアークシステムが携わったz/Linux構築事例を2点紹介いたします。2つめはHiperSocketsを活用してアクセス高速化を実現した新規ファイルサーバーシステムの構築事例です。

プロジェクト概要

金融系企業のお客様において新規システムとしてファイルサーバーを構築しました。業務性質上は高い信頼性と拡張性、高速でのファイル共用などが求められるものの、コストミニマムでの運用が必要という要件を満たすために、z/Linuxによる環境構築を採択しました。

アークシステムの担当業務

当プロジェクトにおいてアークシステムは主に以下の範囲を担当しました。

  • システム詳細設計
  • z/Linux環境構築方法および運用方法の検討
  • インフラ構築から結合テストまで

特徴

1. HiperSocketsを活用したファイル共用の高速化

System z上のz/Linux同士でファイルシステムを共有した上でクライアント(Windows端末)へ資源を提供するという要件を満たすために、System zの機能であるHiperSocketsと呼ばれるネットワークインターフェース上にNFSを構築することで、ファイルシステム共有を実装しました。

HiperSocketsとは仮想的なネットワークインターフェースであり、同一筐体内の仮想区画同士がメモリー転送速度とほぼ同等の速度で通信を行えるという仕組みです。これを用いることによって高速なI/Oが可能なNFSを構築しました。

HiperSocketsを活用したファイル共用の高速化

HiperSocketsを活用したファイル共用の高速化

2. 設計書(設定情報)と実際の設定値の設定や検証の効率化

z/Linuxのパラメータ設定および確認コマンドからの出力形式を意識した上で、設計書(設定情報部分)のフォーマットおよび記述方法を検討・作成し、設定ミスや、設定値の確認ミスを極力排除する仕組みを構築しました。

 


次章では、実際にz/Linuxを触っていただくために、Herculesというエミュレータを使い、PC上にz/Linuxをインストールする手順を紹介します。

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