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第2章 :9つの「管理項目」の概要

8システム運用 「稼動管理」のポイント

【スケジュール管理】必要なときに必要な処理を計画どおりに実施する

システムを計画どおり安全に稼動させるための基本は、スケジュール管理が正しく行われることです。管理のポイントは以下のとおりです。

  • システム稼動日/停止日の明確化
    必要に応じてシステム停止日を設定することは、システム運用の信頼性を高めるために不可欠な項目といえます。システム停止日は、法定点検、定期保守、システム変更などの、通常運用中にはできない作業項目をスケジュールします。
  • 業務スケジュールの決定
    業務要件にあわせてシステムの稼動日を決め、さらにその詳細スケジュールを作成します。一般的には1年単位にマシン稼動日を決定し、年次スケジュールを確定し、その後、月次スケジュール、日次スケジュールという流れで確定していきます。
  • 自動化ツールの活用
    スケジュールに基づいた運用には自動化ツールを使用することが一般的です。これにより管理負荷や人為的ミスを軽減することができます。

【オペレーション管理】アウトプットをタイムリーに利用者に提供する

システムのアウトプット納期 (TAT) を遵守するには、システムを正常に稼動させるためのオペレーション管理が重要となります。

  • 運用マニュアルなどの手順書を作成し、常に最新状態を維持すること
  • 運用スケジュールに基づく業務処理を確実に実行し、異常時には必要な対処を行うこと
  • 入力媒体、データを準備し適切に管理すること
  • 出力媒体、データを保管管理し、利用者へ正確に配布すること
  • コンピューターオペレーションを正確に実施すること

このようなオペレーション業務を安定的、効率的に行うためには、手順化/標準化を推進することがポイントです。さらにオペレーションの問題や課題を把握し、適切な改善を継続的に行っていくことも必要です。

【稼動管理】異常を迅速に検知する

システムの可用性を確保するためには、異常発生時に迅速に対応し、システム停止を回避するか、停止時間を極力短くすることが重要です。そのためには迅速に異常を検知する稼動監視が必須となります。管理上の重要ポイントとして、

  • 異常事態を掌握するために、まず通常の稼動状況を正確に把握しておくこと
  • 障害発生時に迅速な検知と連絡を行うこと
  • 障害の局所化に努めること

があげられます。システム稼動状況の正確な把握や監視には、人手による対応では限界があります。そこでシステム監視や回復のためのツールを利用することにより、システム監視の自動化をはかり、異常検知、連絡を迅速/正確に行えるようにすることが望まれます。

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