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第2章 :9つの「管理項目」の概要

5システム運用 「性能管理」のポイント

1. 傾向を見て先手を打つ

性能管理の目的の1つである「サービスレベルの確保・維持」のために、現状のパフォーマンスに問題がないことを確認するのはもちろんのこと、より重要なのは、継続的なデータ収集、分析によるパフォーマンスの傾向を把握することです。システムの性能に関連する適切な管理項目と管理基準を設定し、継続的に監視し、傾向を分析することで、パフォーマンストラブルを起こす可能性のあるボトルネック項目をいち早く見つけ、問題が発生する前に先手を打って対策を講じることが可能になるからです。また、継続したパフォーマンスデータを把握することで、中長期的なキャパシティ予測も容易になります。

2. 業務計画を入手しキャパシティ管理に活かす

通常のパフォーマンスデータの傾向分析だけでは把握できない変動要素として、新規システム化要件や業務要件の影響があります。こういった要件による大幅な処理量の増減は、システムのパフォーマンス、キャパシティに大きな影響を及ぼすため、日ごろから、業務計画を入手し、性能管理に活かすことは非常に重要です。

3. 継続的かつ周期的に運営する

運用管理全般に言えることですが、継続的かつ周期的な運営が、効果をより高めることになります。特に性能管理については、日次~月次で行われるパフォーマンス管理の短期的周期での運用と、キャパシティ計画の作成から実施~基準見直しにいたる中長期的周期での運用を継続的に実施することで、より効果が現れるものです。

また、企業活動は季節変動をともなうので、一年以上のデータ収集を行うことによって、年間変動を把握しておくことも大切です。企業ごとに市場から受ける影響は様々なので、この季節変動を、組織変更や事業変更の影響に加味して予測することにより、性能管理の精度を向上させることができるのです。

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