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第4章 :システム移転に際しての運用面への配慮

2リハーサルおよび移転における運用面への考慮点

テクノロジー面や推進面のほかに、システム移転の成功を左右する要素として、運用面への配慮があげられる。システム移転によって、運用メンバーが変わったり、設備面の違いによりオペレーションが変更になったりと、運用周りの変更も多数ある。また移転期間中は、通常運用と移転・テストにともなう暫定運用が混在することになる。

ここでは、「運用保守部門 (システム運用担当) 」の視点から、考慮が必要と思われる点について述べる。ぜひ、移転プロジェクト担当の方に参考にしていただきたい。

リハーサルおよび移転

運用保守部門 (システム運用担当) の視点からの考慮点

  • 移転当日の運用業務は、通常運用である「通常オペレーション」と移転要件である「臨時オペレーション」に二分される。リハーサルおよび移転手順の作成においては、運用引渡しポイントを明確にし、それぞれの業務にそった担当を配置する。
     
  • オペレーションは、ベテランと新人とで所要時間に大きな差がうまれるため、タイムスケジュールは、移転当日メンバーの作業時間で判断する。そのためにあらかじめ、オペレーターチームのシフト組みを考慮しておく。
     
  • 移転時のデータ移行に使用したメディアや突合せ検証用の印刷物などは、そのまま放置すると「何が正か」わからなくなり、移転後の本番運用において混乱を招く可能性がある。移転のための暫定的なデータや印刷物などは、その廃棄ルールを明確にし、現場に指示しておくこと。
     
  • リハーサルや移転に際し、データ移行の観点から、本番モジュール反映凍結などの業務制限が必要となる。その日時 / 範囲 / 影響 / 解除基準などの指示や周知の曖昧さから移転後のトラブルを引き起こす危険性が高いため、プロジェクト推進担当、運用担当、開発担当の間できちんと合意がとれていることを再確認する。

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