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第2章 :システム移転のテクノロジー

1システム移転計画策定のファクター

システム移転にあたってどのようなテクノロジーを選択すべきか、つまり、どのように移転計画を策定していくかは、「安全性」、「コスト」、「業務停止時間」、「移転期間」の4つのファクターで決定される。

  • 安全性
    移転業務によるリスクをどれだけ抑え、トラブルなしで移転できるかの度合い。
  • コスト
    移転業務に必要な人件費、設備費、運搬費など、さまざまな費用の総計。
  • 業務停止時間
    移転日にユーザーのシステム利用を停止することのできる時間の長さ。
  • 移転期間
    システム移転プロジェクトの計画から移転終了まで、移転業務全体にかかる期間。

これら4つのファクターについて、バランスよく検討し、移転計画を策定していくことが重要となる。

それぞれのファクターは、安全性を高めればコストや期間が増大するなど、相互に絡み合う。一方、システム利用業務の増加と多様化にともない、24時間稼動が条件となるシステムも多く存在しているため、業務停止時間の極小化を求められるケースが増えてきた。こうしたことに配慮しながら全体最適を求めていくことが、システム移転計画を策定していくうえでの最重要課題である。

さらに「安全性」、「コスト」、「業務停止時間」、「移転期間」のバランスの決定は、移転にあたってどのようなテクノロジーを選択するかの決断に大きくかかわってくる。そしてテクノロジーの決定により、移転の具体的な手順が描けるようになる。次節から順を追って見ていこう。

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