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第2章 :DB2 for z/OSのアクセスパス管理機能に関するトピック

2Plan Stability(プラン安定性)機能:REBIND PLANMGMT/SWITCH

REBIND時にパッケージのコピー(バックアップ)を作成し、アクセスパス変化によるパフォーマンス劣化などの問題が発生した場合に、保管されたパッケージのコピー(バックアップ)に戻すことができる機能です。これは、V9以降提供されている機能で、オプティマイゼーション・ヒントのように、使用に際しての事前準備はとくに必要ありません。

パッケージのREBIND時にPLANMGMTオプションを指定することによりパッケージのコピーが保管されます。REBIND前のアクセスパス(保管されたパッケージのコピー)に戻す場合は、SWITCHオプションを使用してREBINDを実施します。

Plan Stability(プラン安定性)機能の概要

PLANMGMT(BASIC/EXTENDED/OFF)

BASIC 2世代のパッケージ(現行と以前のコピー)が保管されます(上図参照)。
EXTENDED 3世代のパッケージ(現行と以前のコピー、およびオリジナル・コピー)が保管されます。
OFF REBIND時に現行パッケージの保管は実施されません。

SWITCH(PREVIOUS/ORIGINAL)

PREVIOUS 現在有効なパッケージと直前のコピーを入れ替えます(上図参照)。
ORIGINAL 現在有効なパッケージとオリジナル・コピーを入れ替えます。現在有効なパッケージは、以前のコピーになります。オリジナル・コピーは変更されません。

Plan Stability(プラン安定性)機能の使用に関する注意事項、考慮事項

  • Plan Stability機能によるアクセスパスの戻しは、静的SQLについてのみ有効です。
  • Plan Stability機能を使用してアクセスパスの戻しを実施する場合、(アクセスパスだけではなく)パッケージ自体が古い状態に戻ります。例えば、PTFによる修正(例えば、不正な結果出力の解決など)を反映するためにREBINDを実施した後に、REBIND SWITCHによる戻しを行うと、PTFによる修正も破棄されてしまいます。
  • このようなケースでは(パフォーマンスの劣化を回避しつつ、PTFによる修正を反映するためには)、オプティマイゼーション・ヒント機能などを活用してREBINDを実施する必要があります(*注)。
  • この機能を使用すると、DB2カタログ表、ディレクトリーの関連するすべてのパッケージ情報が履歴保管されますので必要スペースが増加します。PLANMGMT(BASIC)のパッケージの場合は2倍、PLANMGMT(EXTENDED)のパッケージの場合は3倍のスペースが必要になります。
  • パッケージの世代を手動で削除する場合は、FREE PACKAGEのPLANMGMTSCOPEオプションを使用します。

*注
V10では、BIND/REBINDの際に、既存のアクセスパスの再利用を試みることができるオプションが追加されています。後述の「BIND/REBIND:APREUSEオプション」を参照ください。

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